エアロフレックスの特徴
安定した熱伝導率
断熱材には安定した低い熱伝導率(K値)が必要です。熱伝導率が低ければ低いほど、熱源からの熱の伝わりを遮断するこたができます。エアロフレックスは、非常に安定した低いK値0.035〜0.038(20℃)を持ち、エネルギー消費量を節約できます。
また高温環境において、耐久期間を通じて安定した熱伝導率を得るには、吸湿性の低さが第一条件ですが、エアロフレックスは耐湿性能にも優れているため、高い断熱性能を長期間維持することができます。
幅広い使用温度範囲
連続使用温度範囲は-200℃〜125℃となっており、他のエラストマー系断熱材の追随を許しません。-30℃の低温でも柔軟性を保つので、寒冷地での施工も容易です。耐火性/低発煙性(自己消火性)
エアロフレックスは、優れた保温効果があるのみでなく、世界の主な防火規格に合った自消性をもっています。※JIS基準No. K6911(不燃性)、ASTM No. E-84(表面燃焼性)
エアロフレックスに配合してある難燃剤(主に水酸化アルミナ)は、熱によって分解され、水蒸気や二酸化炭素を放出して延焼を防ぎます。 また、燃焼中の発煙量は少なく(低発煙性)、溶けたり、火玉を落としたりしません。
耐湿性
独立気泡の壁が多層の防湿壁となり。長年の試用期間中、他の防湿用カバーなしで安定したK値を保持します。高湿高温の地方では、保温材が外気の水分を吸収し、結露の原因となったり、また寒冷地では氷結したりし、保温材それ自体の寿命を縮める原因にもなります。
エアロフレックスは、その原因でもある吸湿吸水性を極度に抑える完全独立気泡となっています。
耐候性、耐紫外線
エアロフレックスは、優れた耐候性を保つため、厳選された高分子エラストマーを使用しています。さらに両面の表皮と独立気泡の内部構造によって、長期間使用しても変わらない断熱性能を実現しました。また、従来必要であった保護カバー等をかぶせずに、そのまま施工が可能です。例えば通常の温水配管に使用した場合、10年以上の耐久期間が得られます。易しい施工性/柔軟性
エアロフレックスは、柔軟で表面が滑らかな為、素早く簡単に、そしてきれいに仕上げる事ができます。肌触りがよく、グラスファイバーのように皮膚を刺激しません。エアロフレックスをパイプに被せる作業は、チューブの内部にパウダーが吹き付けてる為、滑りがよく作業も簡単にできます。
エアロフレックスは伸縮性があるため、スライドをさせることができます。また、不燃性の為、火を使用する溶接作業時にも、安全であり、作業時間の短縮が可能です。